インストラクタが使えない技を教える理由 : 上達への知識

踊れるようになったと思う男性に、技の数ばかり増やそうとする傾向は多い。
ここで問題は、女性が覚えていないと使えない技が殆どであること。
にも関わらず、技の数へ執着はなかなか無くならない。
問題の第一原因は本人にあるが、使えない技を教えるインストラクタにも責任はある。
なぜインストラクタが使えない技を教えているのか。

1.レッスンのネタで悩むインストラクタ

特にクラブレッスンが多い東京のオールレベルレッスン。
オールレベルレッスンに一番楽なのが、新しい技の教え。
生徒さんも新しい内容で集中できるし、レッスンの進行もスムーズにいく。
毎週、新しい技のネタのために、インストラクタは悩み続ける。
使えるかどうかはおいておいて、新しい技が必要なのだ。

生徒さんが習ったのは相手が覚えていないと使えない技が多い。
値段の安さと新しい出会いの目的でクラブレッスンを受けたい気持ちは分からなくもないが、
まともに上手くなるためには、スタジオレッスンがいいのでは。

2.世界的に有名なダンサーでも、自分がレッスンした技で使えるのはほんの一部

どんなに有名なダンサーでも、技のネタの悩みは同じ
中身の充実より、とにかく格好いい技だけが目に入る初級・中級の人たち。
それに合わせるしかないからかもしれない。
有名なダンサーの実践の踊りを観続けると、レッスンした技と大分差があることに気づく。

3.今必要なのが何か分からない女性

使えない技の練習台になってあげる女性。
結局、技を覚えて踊ることになるし、それが正しい踊り方だと無意識に妥協してしまう。
今、自分に必要なのが何なのか気づいてほしい。
練習台扱いされ続けると下手になり、結局は誘われなくなる。
クラブで、下手な男性の練習台扱いの踊りをするなら、
パフォーマンスチームに入った方が運動になるし自分に得になる。

4.何年経っても気づかない男性

自分の場合も、理論的で地味な基礎のレッスンより、技のレッスンがやりやすいし習う人も喜ぶ。
でも、生徒さんの実力は向上しないし、悪い癖も直らない。
技の数ではなく技が上手く使える体を作らなくてはならないという事実を、
何年経っても上手くならない(癖が直らない)自分を見てそろそろ気づいてもいいのでは。。

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