サルサの正しいベーシックがなかなか普及しない理由 : サルサ基本ステップ
サルサを習いはじめて最初は苦労するが、技を覚える楽しみで2年間くらいは上手くなる。(実は違うけど。。^^)が、その先はどうしても上手くならない人が多い。その理由は、体重移動のきいたステップを踏まないからだ。勿論、それ直さない限り、レベルアップはない。なのに、それを深刻に思う人は意外と少ない。 1.正しいベーシックが何なのかを知らない人が多い 自分のベーシックが正しくなくても、正しいステップを踏む人を見ると、この人上手いなあと気づく。でも、それはあいまいな感覚で、どこかどう違うのかは正確には解らない。インストラクタ含めて、ベーシックの動作を明確に説明できる人は少ない。サルサダンスをやっている殆んどの人は、ベーシックは全然踏めずに、男性は技ばかり求めて、女性はムーブメントばかり求めている。 有名ダンサを見るを各々の個性もあるけど、サルサらしいと感じさせる共通点がある。これは、基本ステップになるベーシックは必ず一つだけ存在することを表している。速く多くの人に正しいベーシックの知識が広まってほしい。 ※ サルサのイベントでは、社交スタイルのパフォーマンスをする人が多くいる。これを観て間違った知識を持つ人も少なくはない。 このダンサーはまず、社交ダンス(ラテンダンス)の人だ。そもそも、サルサは社交ダンスの種目でもないし、根本的に違うダンスだ。こんなダンスを観て、サルサを勘違いしている人が意外と多い。これをサルサではないとは言えないが、今のクラブサルサダンスとは全然違うとは言える。 ※ 韓国は正しいベーシックは定着している(TURNだけかも知れない^^)。韓国の有名ダンサーとよく話すけど、すごく教え方に工夫している。クラブに行くと鏡の前でベーシックの練習を人も多いし、ベーシックの動くは同一している。 2.正しいベーシックを習得しようとする気持ちが薄い 人は誰もが、派手に踊りたい。それで、自分の実力に合わない難しい技を練習したりする。足のステップは崩れるし、その技はいくら練習しても完成しない。でも、懲りなく難しい技ばかり練習するのが愚かなサルサ界の男性。 そんな人に一度確認してみたい。鏡を見ながらベーシック練習を真面目にしたことがあるか。ベーシックは、野球に例えるとスイングのようなものだ。イチローがいくら天才で上手くても、スイングの練習を未だに真面目に練習していることに間違いないだろう。ベーシックを常に練習しないというのは、野球選手がスイングを練習しないのと同じ。 ベーシックを常に練習するし、ベーシックが崩れるほどの自分に難しい技はまだ練習しないようにしよう。 3.正しいベーシックを完成させる指導のプロセスがない サルサをもともにならったことがあるインストラクタが少ない理由もあって、正しいベーシックを完成させる指導はそうとう深刻なのだ。殆んどの生徒さんがベーシックは上手くならない。にも関わらず、目に見えるものだけ教える人が多い。技の数だけ多く教えたり、ムーブメントだけを教えたり。もっと基本となる、ベーシック、ターンなどを上手くさせることに注目してほしい。 確かに、ベーシックは本人にその感覚を分からせるが難しい。俺もその教え方に、ここ数年間悩み続けている。最近気づいたのが、教え方によって、ものすごく速くベーシックを完成させることも可能であることだ。 俺はなるべく、多くの人と知識を交流し合い、サルサの知識を広げている。それで、そのサルサの知識を広げたいし、そうしているつもりだ。サルサのインストラクタ同士は、もっとサルサの知識を交流しあい、教え方をレベルアップして、正しいベーシックを踏める人を増やしてほしい。 ※関連トピック :ベーシックステップ(ON2スタイル)ベーシックステップ(サンプル)