サルサ常識

サルサの技が完成するプロセス : サルサ常識

女性はテンションの切れるリードを嫌がるにも関わらず、男性は技ばかり追求している人がまだまだ多い。ちょっとだけでも優しい技でテンションの効いた踊りをすれば、ナンパの成功率も高くなるのに。。女性の嫌がる顔の表情にも気づくことなく、自己満足している。本当に情けない。一人でマスターベージョンした方がいいんじゃないのって感じっすね。 技は今の実力に無理なものはいくら頑張ってもできないものだ。今の実力で無理のないを練習しても、相手の女性が違和感を感じない位になるまでは、6ヶ月~一年はかかる。技が完成するプロセスを、料理を例えて説明してみる。 1.料理本を観て、作りたい料理を作ってみた。でも、美味しいと言ってくれるのは彼女だけ。(なら、いいけど ^^) → youtubeで気に入った技をコピーする。実践で使ったら、殆んど失敗するし、相手はいやな顔をする。 2.料理の上手い人に、自分の料理の間違っているところをチェックしてもらう。 → サルサダンスが上手い人に、技の間違っているところを直してもらう。  特に、日本人はこれが苦手、人に聞かないのだ。  全ての技にはコツがある。だから、同じ技でも上手い人は無理なく技を女性にかける。  リードされる女性の気持ちも全然違う。  上手い人に聞かない限り、気づかないものは一生気づかない。  3.何回も作って見て、自分で食べて見る。人に食べてもらえるレベルになるまで。 → イメージトレーニングする。相手なしで、練習する。  実は、この練習が一番大事だ。数百回は練習した方がいい。  完成していない技を相手を使って練習することは本当によくない。  相手は技の荒さで手を傷めるし、自分も無理やりリードするから姿勢が崩れる。 4.人に食べてもらえるレベルになったら、人の好みに合わせた料理ができるようにする。  辛いのが好きな人は辛く作ってあげたり。 → 技の完成度が高まったら、身長・体重などが異なる相手でもテンションが切れないリードができるように更に頑張る 5.誰が食べても美味しい。でも、他の人は作れない自分のスタイルの料理に変化させる。 → 技の自分のスタイルに変形させる。  上手いダンサーの同一技を見ると、共通するところもあれば異なる部分もある。  自分のスタイルを作るのだ。ここにもう一つの究極のサルサ楽しみがある。

キューバンサルサとは?(サルサとの違い) : サルサ常識

キューバンサルサとサルサが異なるダンスであることをもう知らない人はいないだろう。でも、まだまだキューバンサルサとサルサを混ざって踊る人が意外といる。 キューバンサルサがサルサじゃないのに、何で、キューバンサルサと言うジャンルが作られたのだろう。 1.キューバンサルサとサルサは一緒に踊ってはいけない 海外のサルサコングレスに行って踊っている人々を観ると、キューバンサルサを踊る人は殆んど見つからない。 楽しければLAもNYもキューバンスタイルもいいのでしょうという人もいる。勿論、そうだ。ただし、同じ踊り場で、LA(ON1)もNY(ON2)は共存できるけど、キューバンスタイルは共存できないことを認識してもらいたい。 キューバンサルサはサルサではないからよくないという意味ではない。キューバンサルサを踊る人とサルサを踊る人が手を組んで踊ることがよくないということだ。踊ったことがある人は説明する必要もなく分かるはず。当然、技も混ざってはいけない。 キューバンスタイル、あるいはキューバンスタイルON1の男性がON1・ON2の女性と踊ると、ノリも合わないし、キューバンスタイルの強く手を引っ張る動作に、ON1・ON2の女性は手を傷める。勿論、ON1・ON2の男性も、キューバンスタイルの女性と踊ってはいけない。 ※ 韓国の場合は、キューバンサルサを踊る人はもういない。 2.「キューバンサルサ」の名称が作られた経緯 キューバ共和国ではサルサに似た彼らの音楽をTIMBAと読んでいる。 というわけで本当は、キューバンサルサは TIMBA と呼ぶのが正しい。でも、何でキューバンサルサと呼ぶようになったのか。サルサという単語が一般人に知られているから、「TIMBA」より「サルサ」を使いたかったかも知れない。例えば、キューバの有名なミュージシャンが来日した時にTIMBAではなくアピール力あるキューバンサルサと紹介するなど。で、いつの間にかキューバンスタイルはサルサの一種になる誤解を生んでしまった。日本の場合は、キューバンスタイルを踊る南米人が多い影響も大きかっただろう。 この動画も題目が TIMBA と書かれている。

サルサダンスの進化(正確に、速く、大きく) : サルサ常識

サルサ(サルサダンス)が上手くなるってことは何だろう。男性は女性を気持ちよくリードし、女性はテンションのいいフォローをする。これは当たり前のことで、もうちょっと違う観点(運動として)から見てみよう。サルサは体を動くものだし、運動とも言えるだろう。全ての運動が求めている共通点がある。正確に、速く、大きく(高くとの表現もあるが、大きくに含めよう)。サルサも同じくこれらを求めるに違いはないだろう。人の実力差によるものもあるが、更に根本的なところが進化するものもある。例えば、水泳の新泳法で限界だと思われた記録が短縮される。サルサも、同じく進化している。ようするに、より「正確に・速く・大きく」に踊るために踊り方が変っているのだ。 1.今までの進化 ON1が先に解決案を出した。そのON1のパフォーマンスを観よう。 「正確に・速く・大きく」を充実している。ON1の踊りは、フリーダンスもこんなに激しいのは流行だった。テンションが切れることが多く、特に男女の力の差ある場合は、女性が手を痛める。今風のサルサスタイルとは大分異なる。 2004年ごろからは、ON2チームが迫力のあるパフォーマンスをコングレスで披露し始めた。 これらのチームの影響で世界的にもON2の踊りは流行るようになる。現在一番注目されているとYamuleeいうチームの動画を見よう。 yamuleeは他のダンスからのパクリもほとんどなく、独自にサルサの新しい踊り方をどんどん作り出している。正にサルサを進化させているチームだ。 2.「正確に・速く・大きく」を求めていくON2。 他の運動は勝利というものがあるから、自然に「正確に・速く・大きく」を求めるようになる。サルサは、そんなの求めなくてもいいんじゃないという人もいる。でも、それだけじゃサルサ界は盛り上がらない。観る人も楽しくないと人口はなかなか増えない。見せるダンスに進化させないと流行りもない。 ON1とON2が進化を求めている中、ON1は何年か前から進化が止まった。今のON1は5年前の踊りとあまり変りが無い。だが、ON2は今でも進化しているし、スピードも速くなっている。なんで??ON2のダンサーはテンションを上手く使うことによってその課題を解くことできた。テンションを細かくコントロールすることができ、SWING、社交ダンスなどの他のダンスには無いサルサ独特のスピード感のあるダンスになっているのだ。 ※ 社交ダンスとサルサ(ON2)を比較。正確に、速く、大きくの三要素の中、社交ダンスは大きさに重視するし、サルサは速さを重視している。例えばターンを比較してみると、社交ダンスは姿勢を大きくしてターンをするが、サルサは安定した姿勢で速いターンをする。 3.テンションのコントロールを鍛えよう。 テンションの使いが上手くなるためには、普段は簡単な技を使い、テンションの完成度を高めることだ。完成度が高まると速くリードしても安定するようになる。自分の実力の限界を超える難しい技で安定しないテンションで踊るのは一番よくないし、女性を痛めることにもなる。Oliverのダンスを観よう。 普段は、ゆっくりとテンションよく踊る彼が大会ではいかに速く踊れるのか。

サルサダンスは、下手な人と踊ると下手になる : サルサ常識

サルサが上手くなるために取る方法の一つは、下手な人と踊らないことだ。もちろん、自分も練習し続けることは言うまでもない。 男には、下手の女性と踊らないでほしい。それから、踊るときに完成していない技をかけない。そうすると相手が下手な人と踊ることになるから。完成できていない技は、空振りで少なくても100回以上は練習してから始めてペアで練習する。実践で使うのは何ヶ月後くらいにしてほしい。 女性に、上手い人と積極的に踊ろうとしてほしい。相手を待ってるだけじゃ、下手な男だけ寄ってくる。結局、どんどん下手になると上手い人に嫌われるようになる。練習しないで全く上手くならない人も当然上手い人に嫌われる。 そこで、なんで上手い人と踊らないとだめなのか?まず、近いところから観てみよう!上手い人が集まると言われているKクラブの話だが、最近全体的に下手になったとよく耳にする。下手な人と誘われても応じて踊って、全体的に下手になってしまった。相手が若いから、可愛いから、とか理由はいろいろあると思う。 なんで、下手な人と踊ると下手になるか。サルサはペアで相手と一緒に踊るのだ。どうしてあわせるようになる。自分は、相手を上手くさせると思っている人もいるかも知れないけど、それはかなり上手い限られた人しかできない。 上手いと下手との基準は何なのか。 1.音楽にあわせて足を踏まない。 特に女性の90%以上がそうだが、ON1のステップを覚えてしまって、ON2を踊るときに音楽とずれたステップを踏む。一番多いのが、6のステップが遅いパターン。サルサは相手と一緒におどるペアーダンスだ。ステップのタイミングが相手とずれると、相手の姿勢を崩してしまう。 2.先に動いてしまう。 相手のリードを先に読んで動く。先読みして踊るのが正しいと思っているパターンと荒いリードに自分を痛めないようにするために先に動くパターンがある。先読み踊りでテンションを切らすのはペアーダンスの意味がない。それから、自分が分からない技の場合はどうなる?サルサは今まで経験してない技をかけれた時にもテンションでフォローができ、それを楽しむ踊りだ。先に動くと本当のサルサの楽しみが一生経験できない。先読みしない正しいフォローを身につけるためには、完成してない技をよくかける男性とは踊らないこと。 3.難しい技をすると女性モテると思う。 女性は難しい技より、テンションのいいリードが好きなはず。分かる人は分かると思うが、簡単な技でも、上手い人と下手な人は何かが違う。そこをまず、磨くべきでは?簡単な技を完ぺきに完成させること。女性にも問題があります。好き嫌いをはっきりしないから。難しい技に対応できなかったのはあなたのせいじゃないからね。 4.自分が女性の所に移動する。 これはちょっと複雑だが、ON2で一つ例を上げる。オープンブレイクをしてから女性を引っ張り自分の右側を通らせて女性と場所替えをする部分。実は、この場合1のタイミングで二人はぼほ完全に場所が換わるのがベストの動き。だが、6のステップがおそい女性の場合、まだ男性と場所替えができていない。男性は足りない部分を埋めるためにばたばたの女性の逆の方移動します。よく目にするが、本当に見っとも無い。