キューバンサルサとサルサが異なるダンスであることをもう知らない人はいないだろう。
でも、まだまだキューバンサルサとサルサを混ざって踊る人が意外といる。
キューバンサルサがサルサじゃないのに、
何で、キューバンサルサと言うジャンルが作られたのだろう。
1.キューバンサルサとサルサは一緒に踊ってはいけない
海外のサルサコングレスに行って踊っている人々を観ると、
キューバンサルサを踊る人は殆んど見つからない。
楽しければLAもNYもキューバンスタイルもいいのでしょうという人もいる。
勿論、そうだ。
ただし、同じ踊り場で、LA(ON1)もNY(ON2)は共存できるけど、キューバンスタイルは共存できないことを認識してもらいたい。
キューバンサルサはサルサではないからよくないという意味ではない。
キューバンサルサを踊る人とサルサを踊る人が手を組んで踊ることがよくないということだ。
踊ったことがある人は説明する必要もなく分かるはず。
当然、技も混ざってはいけない。
キューバンスタイル、あるいはキューバンスタイルON1の男性がON1・ON2の女性と踊ると、
ノリも合わないし、キューバンスタイルの強く手を引っ張る動作に、ON1・ON2の女性は手を傷める。
勿論、ON1・ON2の男性も、キューバンスタイルの女性と踊ってはいけない。
※ 韓国の場合は、キューバンサルサを踊る人はもういない。
2.「キューバンサルサ」の名称が作られた経緯
キューバ共和国ではサルサに似た彼らの音楽をTIMBAと読んでいる。
というわけで本当は、キューバンサルサは TIMBA と呼ぶのが正しい。
でも、何でキューバンサルサと呼ぶようになったのか。
サルサという単語が一般人に知られているから、「TIMBA」より「サルサ」を使いたかったかも知れない。
例えば、キューバの有名なミュージシャンが来日した時に
TIMBAではなくアピール力あるキューバンサルサと紹介するなど。
で、いつの間にかキューバンスタイルはサルサの一種になる誤解を生んでしまった。
日本の場合は、キューバンスタイルを踊る南米人が多い影響も大きかっただろう。
この動画も題目が TIMBA と書かれている。