サルサダンスでのテンションというルール : リードとフォロー

サルサの上手さの基準は何?
ここで、まず忘れてはいけないのが、サルサは二人で手を組んで踊るものであることだ。
二人以上の人が何かを行うことには、必ずルールというものが存在する。
勿論、ルールは守るべきだし、サルサもルールを守って始めてお互いに楽しく踊れる。
いくら格好よく踊っても、ルールを守らないと上手いと言えない。

サルサの場合はテンションを切らさないのがルールの一つになるだろう。
男性はテンションを切らさないリードをして、女性はテンションを切らさないフォローをすることだ。
男性が完成度の低い技を使ってテンションが切れるのはルール違反だし、
女性が自分のムーブメントのためにテンションを切らすのもルール違反だ。

男性がテンションを維持する状態なら、リードの速度を速くしても女性は不安感を感じない。
これがサルサの実力と言える。
だが、速くリードする際にテンションが切れると女性を痛めることになるし、明らかにルール違反だ。
サッカーだとレッドカードを出してもいいくらい。
勿論、テンションの切れた弱いリードも良くない。
特に、クラブレッスンが定着してしまった東京の男性は、技の練習をいきなりクラブで使うことが多い。
完成していない技を使うから、相手に対しての配慮で弱いテンションでリードすると思う。

このテンションというルールは、見えないが最大の問題だ。
踊っている本人たちしか分からないのだ。
分かるとしても、自分のルール違反は気づかないまま、相手のルール違反だけに気づくのが普通だ。
自分が上手いと思っていて色んな技をかける男性には、意外とテンションの切れた強いリードの人が多い。
女性の場合は、自分が上手いと思っている人に、テンションでフォローをするのではなく先読みしている人が多い。

テンション以外のルール

1.ステップを休まないで、音楽にあわせて踏むこと

ステップを休むのは、特に男性が多い。
男性は技に嵌ってしまい、ステップのことを忘れることが多い。
ステップを甘く踏むケースも多い。
サルサは二人で踊るものだし、二人は同じタイミングにステップを踏まないと
二人のバランスは崩れる。

2.先読みしないフォローする

先読みは100%男性に問題がある。
男性がテンションの切れたリードをする限り女性は、
リードの意図が分からないため予測して動くしかない。
そのリードが痛いときは、更に予測の集中力は高まる。
その予測知識が蓄積され先読みが上手くなるのだ。
それにもっと怖いのが、この先読みの癖は一生付いてしまうことも多い。

これの解決は、女性が男性のリードのテンションに煩くなるしかない。
あまりにもリードが荒い男性とは、絶対踊らないのが正解。

※ 何故か、東京のON2の女性は先読みの女性が多い。
リードが上手い男性は、先読みを一番嫌がることを忘れないで。。

3.リードされる時にムーブメントはするな

女性は綺麗に踊るためにムーブメントを入れるが、
それでテンションに乱れが生じる。実は、これを男性は相当嫌がる。
女性がテンションが切れる荒い技が一番いやなように、
男性もテンションを切らすムーブメントが一番いやなのだ。

※ 技の複雑に感動する女性はいない

技の複雑に感動する女性は一人もいない。
男が好きなおばさんが我慢するだけなのだ。
トップダンサの場合、周りの人を楽しめるため、相手の実力とは関係なく格好いい技を披露することが多い。
でも、周りの視線がなく、相手が気に入った場合は、相手の実力に合わせた優しいリードをする。

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