Adolfo Indacochea のサルサダンススタイル : サルサ分析

AdolfoがJessicaとペアを組んで世界的にブレイクしたのは、2006年。
東京に来日した時にも、その影響力は凄かった。
Adolfoは派手な技で知られているが、彼の評価は技だけではない。
基礎にも充実しているし、音楽の理解度も高い。

※ Jessica : Adolfoが2006年、世界的にブレイクした時のパートナ。
Jessicaは若いし、実力も凄かった。個人的にAdolfoのパートナで、Jessicaが一番よかったとおもう。
これからもJessicaくらいのパートナはなかなか見つからないだろう。
JessicaはAdolfoと別れた後、Yamuleeにもしばらく所属していたが、今は活躍していないかも。

1.基礎が充実している

この動画は、彼が自分のスタイルを売り出す前の時期のダンスだ。
ターンも綺麗だし、姿勢もいい。本当に基礎がしっかりしていることが分かる。

2005年までは、彼は自分のスタイルは持っていなかった。
基礎に充実する時間を意図的に長くしたかもしれない。
ただ、フォームを大きくするところは、この時から見られた彼の才能の一つ。

2.Eddie Torres のスタイルをアップグレードさせて自分のスタイルを確立する。

Adolfoの複雑な連続技が続くパフォーマンスのスタイルは、元々 Eddie Torres のスタイルだった。
Eddie Torres のパフォーマンスを改めて観ると、Adolfoが彼にスタイルを習ったことが分かる。
元々派手に動くのが好きな Adolfo は 、
Eddie Torres のスタイルを吸収して、更に進化させて自分のスタイルを作る。

彼のスタイルの特徴の一つは、安定した姿勢だ。
フリーダンスでリードする時も必ず自分が中心になっている。
Juan Matos、Frankie Martinez の場合は、相手が初心者の場合に、
自分の居場所を移動して相手に合わせることもある。
でも、Adolfoは相手が初心者の場合は、相手が付いて来れる簡単な技を使う。
自分の居場所を移動することは殆んどない。

3.派手だけど、使える技

卓球選手だったからかもしれないけど、彼のスタイルの特徴は、
姿勢の安定さと速い手の動きだ。

世界中のトップダンサーが彼の技に夢中になる理由は、
彼の技は難しいけど、使える技であるからだ。
その証拠で、彼は初めて踊る女性にも、彼の難しい技をこなせるのだ。

勿論、普通の人か彼の技をマストするのは無理がある。

4.音楽に合わせた踊りをする

ラテン人のサルサダンサーが他の国にダンサーより、明らかに優位に立つのはサルサ音楽の理解だ。
Adolfo も相当の音楽好きらしいだし、彼の踊りを観てもそれは分かる。
Adolfo のフリーダンスを観る時に、技ばかり注目しないで、
彼がどれだけ音楽の流れに合わせた踊りをするかを観てほしい。

Betsy y Adolfo Indacochea- Lima, Peru

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