サルサの男性のシューズは、白色のサルサシューズが多い。
Frankie Martinez がそれを流行らせたと、俺も最近友達に聞いて分かった。
確かに、他の有名なサルサダンサーで白色のサルサシューズを履く人はいない。
Frankie Martinez は靴(練習用ではない靴)もあえて白色の靴を履いたりする。
ここは、色にはこだわらず、サルサに適した男性シューズの選び方を書いてみる。
1.安定さが第一
何が何でもリードする男性において、女性を安定感を感じさせるリードをするために
一番大事なのは姿勢の安定だ。
これは姿勢を良くすることは当たり前で、
その上女性が安心してフォローできる揺るがない体の安定さのことも含まれる。
安定さを保つためには、靴は足にぴったり合ってヒールは低い方がいいだろう。
普通のジャズシューズは良くない。
ジャズダンスは足首を伸ばしたりもする動きもあるため、皮が柔らかい。
でも、その柔らかさがサルサダンスには向いてない。
ターンする時、足と靴の間にズレが生じて安定さがなくなる。
ステップ踏む時も同様の現象が起き、ステップのキレがなくなる。
ステップを踏む際に体が安定しない靴を履き続けるとサルサダンスの上達はありえない。
※1.スケート選手は足と靴を一体感させるために、靴下を履かない
※2.Frankie Martinez は足が結構短い方だ。
でも、彼はヒールの高い靴を履かない。
逆に、自分の欠点を長所に裏返し、速いステップの持ち味で有名になった。
2.底は皮がいい
サルサダンスには、速いステップとターンが共存している踊りだ。
速いステップを踏むためにはステップ踏むときに摩擦力が大きい方がいいが、
ターンする時は摩擦力が低い方がいい。
ようするに、摩擦力が大きくてもダメだし、少なすぎてもダメということになる。
その上、床の状態に靴の底の状態を合わせる作業も必要となる。
皮は、シューズブラシでその調整が可能なのだ。
プラスチックの底の靴を履く人もたまにいるが、それは本当にお勧めできない。
俺も初心者の時に買って持っていて、まだほぼ新品の状態だが履かない。
捨てると思っているけど、どこに置いたかも忘れた。
3.有名なダンサーが求めるオシャレスタイルの靴
ツイストが流行った時代、ダンサーは派手な靴を求めた。
サルサダンスもシャイン(一人で踊ることをシャインと言う)があり、
ツイストのように、足の動きが多い。
で、目立つ靴を履きたくなる。
でも、あまりに大きい靴は、パートナの踊りを邪魔することになる。
俺がサンプルにしてほしいのは、Juan Matos、Frankie Martinez。
よく履く靴を見ると、靴の前の部分が上がっているが分かる。
格好いいからでもあるけど、本当の理由は他の所にもある。
靴の前の部分が長いのに上がっていないと、
ステップを踏む際に靴の先が床に当たり、踏もうとした場所より、少し後ろにズレた場所を踏むことになる。
前の部分は上がっているをそのズレがなくなるのだ。
下記の写真は、サンプルのサルサシューズ。