サルサはペアダンスだ。
ペアダンスは男性と女性が一緒に踊るもので、二人のコネクションは手を繋いで行われる。
二人は、手を通してコミュニケーション(リードとフォロー)をすることになる。
お互いにどう手を握りあえば、もっと上手くコミュニケーションがとれるだろうか?
こんな疑問を持つ人は意外と少ない。
でも、コミュニケーションの聞く側(フォロー)になる女性にはすごく敏感。
女性の手は、男性に比べると本当に弱い。でも、体重はいくら軽くても40キロは超える。
その軟弱な手を通して40キロ以上の物体を動かすことになる。
4キロ位のボーリングボールを投げ間違った時に手の痛みの経験は
誰もが一度以上は経験したことがあるだろう。
女性の体重はそのボーリングボールの10倍以上の重さ。
となると、手の握りは、それだけ確りと繋いでいなといけない。
だからと強すぎると女性は手を傷めることになる。
手の握り方(グリップ)の知識は、サルサダンスにおいて欠かせないものだ。
1.一番、圧力がかかるのは中指(男女)
人の指は、薬指と小指は弱くて、大きな力がかかると痛める可能性もある。
中指を中心にテンションをかけるのが一番安全で、大きい力がかかっても安定する。
中指一本だとちょっと物足りないから、薬指方を軽く加えるのが一番ベスト。
だが、あくまでもメインとなるのは中指であることを忘れないようにしよう。
男性の場合は、人差し指・中指の2本もありえる。
リードする側は、フォロー側よりグリップ方法の数が多いし、その分、指の負担は多くなる。
下手な女性の場合は、男性の手に負担をかけることが多く、
自分が中心を失った時は男性の手を握ることもある。
薬指の場合は、強く握られると痛める。
中指・薬指の方より、人差し指・中指の方が丈夫だし力もより出せる。
2.手のフレームはしっかりで、女性の手は絶対握らない(男性)
女性は、男性の手のフレームがしっかりとした方が、テンションをかけやすい。
男性の手のフレームがしっかりとしないとテンションをかけようとして、できるわけがない。
でも、女性の手を握ってはいけない。
女性は手を握られた瞬間、ものすごく不安感を感じる。
いざとなった時に、男性の手を離すことができなく、大きい怪我を負う可能性も高まる。
※ 男性は、自信はない技をかける時に無意識に女性の手を握る。
それで技を上手く成功させたつもりだが、それは大きな間違いだ。
そんな技はまずやってはいけないし、女性は逆に不快感を感じる。
女性の顔を見てみてくださいよ。そこに答えがあるんで。
3.手のフレームは硬く、他は柔らかく(女性)
手のフレームは硬くして、男性とのコネクションをしっかりととる。
それから、手首は外側に出ないように、内側に入れる。
腕の部分は、ある程度柔軟性を持った方がいい。
でも、あまりにもぐにゃぐにゃすると男性がリードしづらい。